星野源さんの新著『いのちの車窓から』を読みました。
息をするように面白くて穏やかな世界観。ふと手にとってから1時間半で読み切ってしまいました。
今回は、星野源「いのちの車窓から」を紹介したいと思います。
星野源が紡いだ風景は人間らしくて美しい
本の帯に書いてあるこの一文。
「大注目を浴びる星野源。彼が紡いでいた風景、心の機微」
俳優、歌手、文筆家など、マルチに活躍する星野源。
彼がなぜ世間から求められているのか、この本を読んでいて大きく実感することがたくさんあります。
誰よりも人間が好き。だから共感する。
「いのちの車窓から」を読み終わって感じたこと。それは、
「星野源は、他の誰よりも人間が好きだということ」
人の心の小さな動き、何気ない風景、自分が愛してやまないもの、自分を傷つけた様々なもの。
そのどれもが今の彼を形成していて、「星野源」という一つの物語になっているのです。
読み終わった後、目の前の世界が愛おしくなる
晴れた平日の午後。僕がこの本を読み終わって意識したこと。
「弱い自分を守るために、無理やり戦っていた目の前の世界」
「それは弱い自分。狭い価値観で周りを馬鹿にしていた自己」
星野源という人は、
「様々なものを自分というレンズを通して愛おしく感じることが出来て生きている」
ように思えたのです。
「目の前の世界を愛せる人はどんな人間よりも強い」
この本を読み終わった僕は、感じました。
凸凹の人生は人間らしくて美しい
「いのちの車窓から」を読んで私が感じたこと。
「凸凹の人生こそ、人間らしくて、何よりも美しい」ということ。
「凸凹の人生を、肯定して受け入られる人こそ強い」ということ。
そして一番が、
「僕は誰よりも人間という営みが好きなんだ」
ということでした。
素敵な本ですよ。ぜひ読んでみてください。
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